二人の関係

2003年7月15日
書きかけの手紙が何通かあって

そこには そのとき そのときの

自分の正直な気持ちが 想いが

精一杯つづられていた

支離滅裂に終わっているものもあれば

もう少しで完成と思われるものもあった

ひとつ文章を書くのに

自分の気持ちに一番近い表現を見つけようと

探しに探して それでも

見つからなくて また迷い始めて

時間だけが過ぎていって 

結局 相手のもとに届かずに

そのままになってしまっていた手紙

その中に「惰性」という言葉があって

自分が書いた手紙だったのに

はっとした

それが全ての答えのような気がした

『惰性』とか『慣性』

私たちはただそれだけなのかもしれないね


長くいい関係を続けるって本当に難しい

前は 私たちの関係は穏やかで何でも話せて

すごくいい関係だと思っていたけど

本当はどうだったのか 今はもうわからない

ずっと前に彼が言った言葉も手紙に書いてあった

君は僕にものすごくたくさんいいことをしてくれた

僕は君をうまく大切にできていなかった気がする

だから時々君にたくさんの借りがあるような気持ちになる

「借り」という言葉を聞いて、ものすごくショックだったことを今も覚えている

付き合い始めた頃

彼はなれないところでの生活や言葉や

取り巻く環境との確執にかなり参っていた

そんな彼を見て私は

私といるときだけでも嫌なこと忘れさせてあげよう

弱いところも含めて

彼のあるがままをそのまま受け入れよう

と心を決めていた

彼に私といる時だけでも

心を開いて いっぱい笑っていてほしかったから

だから

君と一緒にいると嫌なことがあっても全て忘れられる

手を握っているだけで全てうまくいく気になるよ

って言ってくれるようになった時は本当にうれしかった

はじめはそれでよかったのかもしれない

でも 私は彼が充分元気になっても、弱っていたときと同じように接していた

私の中でいつの間にか

「弱さを受け入れること」=「全て許すこと」

に変わってしまっていたことに自分でも気がついていなかった

それがきっと結果としていつのまにか

彼にとって重荷になったり、疑問になってしまったのかもね

多分 彼女は まだ彼のことを待っていると思う

彼だってそんなに一気に気持ちを

変えられるわけはないから

気持ちは残っているだろう

いろいろなことを考えてみると、やっぱり

彼を彼女の元にもう一度背中を押して

行かせてあげるべきなのだろうか

少なくとも彼と彼女は対等の関係だったんじゃないかな

そのほうがみんなが幸せに近くなれるのかな

コメント

MAD

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