縮まらない距離
2003年5月12日ある一定の距離を保とうと努力しながらも
会いつづけている二人
お互い傷つける気なんてないのに
相手の一言や何気ない動作に敏感になる
いっしょにいたいのに いっしょにいることすら
苦しくて 耐えられなくなって
いつかお互いを疎ましく思ってしまうだろう
お互いに まだ かすかでも
好意をもてるうちに 離れようよ
会ってけんかするくらいなら
会ってお互いにやさしくなれないなら
会っていくら話しても結論が出ないなら
離れてしまったほうが楽
彼には私はもう必要ないなと思った
なんにも支障はないのだから
話を聞いてあげて 一緒にご飯を食べて
遊びに行ったり 抱き合いながら眠ったり
もう私がいなくても
彼の需要は満たされていることを実感したとき
すぐ近くにいる彼が いままでにないほど
遠い人に感じた
この距離はもう縮まらないだろうな
彼は気づいていないけれど
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